成長できる子と成長があまりできない子の差とは?

子どもの成長は環境(特に関わる人)が非常に重要と改めて感じることが多々ありました。

だから一度、整理をするというこも含めてアカデミーについて客観視をして思うことを書いてみました。

2016年撮影 初期メンバー(現在リーグワン選手、強豪大学・高校で活躍、代表選手が10名ほどいます。)

成長できる子の傾向と結果

弊アカデミーは約13年間の活動を通じて、多くの卒業生を輩出してきました。その中で、飛躍的に成長する選手とそうでない選手の違いは、才能や体格ではなく、明確な行動パターンと姿勢にあることが分かっています。

成長する子どもに共通する最大の特徴は、素直に話を聞く姿勢取り組み姿勢の良さです。

  • 素直に受け入れ実行する力:コーチのアドバイスを素直に受け入れ、「まずやってみよう」と行動に移せる子どもは、フィードバックの反映が早く、短期間で大きな成長を見せます。逆に、聞いているようで実行しない、あるいは自己流にこだわる子どもは、同じミスを繰り返す傾向にあります。
  • 練習態度の安定と集中力:練習中に姿勢が崩れない、集中を切らさない、毎回同じように全力で取り組む。このような子どもは着実にスキルを積み重ね、結果的に試合でも安定したパフォーマンスを発揮します。一方、練習ごとにムラがある子どもは、波のあるプレーになりがちです。

この2つの要素は、どちらも技術やフィジカル以前の「取り組み方」に関するものであり、成長の基礎となる重要な要素です。

成長が停滞する子に見られる特徴

一方で、なかなか成長できない子には次のような共通点が見られます。

  • アドバイスを聞いていない:話を聞いていない、あるいは聞いても理解しようとせずに受け流してしまう。
  • 簡単なことをやろうとしない:返事をする、声を出すといった誰でもできる基本的な行動すら自発的に行おうとしない。
  • 集中していない:練習中にも関わらずラグビー以外のことを考えている。
  • 本気でやることを恥ずかしいと感じている:全力でプレーすることや真剣な表情を見せることを避ける。

こうした姿勢は、本人の成長を妨げるだけでなく、周囲の選手のモチベーションにも悪影響を及ぼします。弊アカデミーは「全力」をモットーに活動しており、本気で取り組むことに価値を置いています。そのため、他の子どもたちの意欲を下げるような態度で練習に臨む選手には、入会をお勧めできません。

まとめ

弊アカデミーでの長年の指導実績からも、「素直さ」と「前向きな姿勢」が成長の鍵であることは明白です。逆に言えば、この2点を持てば、どの選手にも大きな可能性があるとも言えます。グラウンド上での関わりの中で、選手たちのこの力を引き出すことが、我々指導者の大切な役割です。

才能に頼るのではなく、日々の姿勢と積み重ねが未来を変えていきます。

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